「VS英文法」は持っておくべき英文法本の一冊なのか!?
ふと本屋に寄った時に、「お、面白い本がある!」と思って手に取った一冊です。
ほぼ一通り読んでみた感想と、英語学習においてどんな効果を発揮するのかをシェアしてみたいと思います。
VS英文法とは
日本人が間違えそうな英文法の細かい説明をVSという2択で違いを表すことで、
難しい説明文を一切省いた文法書です。
イラストで違いがわかりやすくついており、さらに簡潔に違いがまとめてあるので今まであやふやに覚えていた文法の違いが一目でわかるようになるように作られた本です。
実際の感想は?
- 全て2つの似たような文法項目が対決形式で書かれているので違いが必ずわかる。
- 左のページに説明が書いてあり、右のページで実際に理解できているかの確認問題ができるようになっている。
- 文章だけだとやる気が出ない人も、上に違いのわかるおしゃれなイラストがあるので、正直イラストだけで違いがわかるようになっている。
- 実際の文法書だけではわからなかった英語のニュアンスの違いが一目でわかる
実際の説明で例えば、「 a hair」と「hair 」では自分が実際に話す時に、どのシチュエーションで「a」をつければいいのかなどはネイティブの感覚がわからないと判断が難しいです。その時に「a hair」は髪の毛の一本という意味であり、「hair」は髪の毛全体を意味するといった感じに説明がしてあるので、aをどの時に適切に使うべきかを理解することができます。他にも、Police officerとthe policeの違い、meetとseeの違いなどがあります。
残念な点
ただ、この1冊だけ持っていたら文法が全てできるようになるというわけではないです。一通り勉強はしたけどもいまいち違いがわからない、あくまでも細かな文法の違いがわからない人向けだと思います。また音声ダウンロードもパソコンからでないとできない仕様になっています。
ただ、この本がを文法書とプラスアルファとして持っておくと、かなり効果的に理解できると思います。なかなか文法書で書いてある説明でネイティブの感覚がわからないので、私も苦労しましたし、まだまだこの違いを答えられる日本人は本当に少ないと思います。受験勉強にも、日常会話にも幅広く使えるので持っていて損はないと思います!
1億人の英文法と似ているのでは?
1億人の英文法もわかりやすく図を交えて解説してありますが、なんせ量が多くてかなりの範囲を網羅しています。実際日常的に使う会話で出てくるものはこんなにはありません。深く広く英語を勉強するにはこちらの方がいいかもしれませんが、本当に使える英文法の中でより簡潔に、わかりやすく書いてあるのは「VS英文法」といった感じです。
最後に
ただ学校で英語を習ってきただけだとわからなかった細やかな違いというのは、実際にネイティブと話しているとかなり自分が迷っていると気付かされます。
そしてその違いというのは誰にも教えてもらうことができませんでした。
しかしこの本はこんなのが欲しかった!という願いを叶えてくれる本だと思います。
今まであやふやで英語を覚えていた人、今後外国人と話す機会が増えそうな人には便利な一冊になると思います!