多読は本当に効果的？！
多読で得られるリーディング効果について、
実際に100冊以上は読んだ経験からお話していこうと思います。
多読とは？
まず英語学習における多読というのは、
なるべく多くの英語の本を読むことでリーディング力のみならず、
文法やスピーキング、さらにライティング力まで養われると言われる
人気の英語学習法です。
実際、科学者が第二言語習得に置いて研究している学習法の一つです。
最近では大学の外国語学部や英語専攻を取っていると
単位認定科目として授業でもあるほどメジャーな学習法です。
多読のメリット
主なメリットは、
英語に対する苦手意識がなくなること、
読む速さや前から訳す癖がつくこと、
文法力がつくことです。
特に、長文を見るとやる気が失せる人や、
苦手意識がある人は本をきちんと選べると克服できます。
多読に向いていない人、デメリット
本を読むことが嫌いな人、
リスニング、スピーキング力を伸ばしたい人には少し遠回りな学習法です。
音声がないため発音がわからない、
ネイティブの話す英語を聞き取ると言うことは難しいです。
またよほど話が面白い、興味があるものでないと続けることは難しいです。
私の経験談
私は決して本好きでもなく、むしろ嫌いな人間でした。
しかし大学の授業の一環として
最低〇〇ワード１週間に読まないといけないと言うタスクがあったので、
仕方なく本を読んでいました。
やはり面白くない内容のものは全然進まず、
また面白い内容は英語ということを忘れるくらい、
また読みたいというものもありました。
実際多読で総合的に英語力が上がったということを
あまり感じることはできませんでしたが、
英語に対するアレルギーのようなものは
完全になくなりました。
そして英語の文章を読む力は少なからずついたと断言できます。
本を選ぶポイント
- ざっと見てわからない単語がほぼないこと
- 分厚い本は避ける（上級の方以外）
- 興味のある分野の話を選ぶ
- なるべく同じ日に読み切る
わからない単語がほぼないこと
単語がわからないと止まってしまい、
それが何個も出てくるとやる気がなくなって
読む気が失せてしまいます。
一番いいのは1ページに1つから2つしかわからない単語がないこと。
初めは「こんな簡単な本つまらないんじゃない？」
くらいでちょうどいいです。
本を読みきったことで生まれる達成感を何度も味わって
自信をつけることの方が重要です。
分厚い本は避ける
よほど好きな本ならいいですが、特にそうでなければ、なかなか終わらないので達成感を味わう前に疲れて飽きてしまいます。初めから欲張らず、初級なら厚さ1センチ以下のものを何冊も読みましょう。1冊の分厚い本を読むより薄い本を何冊も読む方が断然継続できますよ♪
興味のある分野の話を読む
これはマストですが、特に好きな本がないという方のためにオススメをご紹介します。
レベル ★★★☆☆
ファンタジーな2人の子供の冒険物語でシリーズ化されています。
どのシリーズも面白く飽きずに読み進めることができます。
レベル ★★☆☆☆
このシリーズは著名人の人生を簡単にまとめたシリーズです。
他にも、ビルゲイツ、マイケルジャクソン、
スティーブ・ジョブスなど数え切れないほどのシリーズがあります。
英語学習ができるだけでなく、
幼少期から偉業を成すまでの人生を
簡単に知ることができるので大変オススメです。
レベル 全員
こちらのシリーズはレベル0から7まで読者のレベルに合わせて選べるシリーズで、
内容も文の難易度も様々です。
多読に特化しているため、初心者はこのPenguin Readers シリーズから始めるのもオススメです。
なるべく同じ日に読み切る
なぜかというと1日経つだけで話の半分は忘れてしまい、また前のページに戻って読み返すという作業は英語において大変だからです。日本語だとペラペラ見てるとなんとなく話が思い返せますが、これが英語となるとまた前のページからというのは面倒でモチベーションも下がってしまいます。なので初めは1日30分以内に読める本を何冊も読んでいくことをお勧めします。
まとめ
- 多読学習は継続することが大切
- 初めは興味のあるもので薄めの本を選ぶ
- 英語の苦手意識をなくすのには最適
- 多読だけで総合的な英語力の向上は難しい
英語の本は難しいものからどのレベルの方でも読めるものまであります。
ぜひ自分のレベルにあった最適な本を見つけて英語で楽しんでみてください♪
