瞬間英作文に勝る!? 「毎日の英文法」は効果的か
英語に置いて文法は避けて通れません、
しかしまた1から中学の文法をやるのは
またあの分厚い参考書を出して勉強しなきゃいけないのか・・
となると嫌になりますよね。
文法は大事ですが、結局のところアウトプットをしないと
一向に話せるようにならないんです！！
それを教えてくれるのがこの本、
「毎日の英文法」 頭の中に「英語パターン」をつくる
早稲田大学教授 James M. Vardamanさんです。
えっ外国人じゃん、
日本人がどれだけ苦労して英語を勉強しているか知らないじゃん・・
と思うかもしれませんが、このお方、
一生懸命日本語を勉強してきて日本語を習得した苦労人です。
なので日本人がつまずきそうなポイントや、
ややこしい文法を分かりやすく解説しています。
今回はこの教材のいいと思った点と改善点を挙げていきたいと思います！
この本の特長
話すために必要な英文法の基礎が網羅されている
筆者は日本における英語教育では、
必ずしも必要な項目ではない範囲まで学んでいると考えており、
使える文法だけを載せています。
自ら口に出して暗唱できる、単語を入れ替えた文章が言える、
というレベルに達成することを目標としています。
英語ネイティブがリアルによく使うフレーズだけで作った
例文にありがちな、こんな例文どこで使うの？
というようなことがないよう、
実際のネイティブに話せる違和感のない文が満載です。
本当に英語を使えるようになるには、
日本語の説明ばかりの長い文法書を読むのではなく、
日常的に使う頻度の高いものから身につけることが一番の近道です。
網羅できる主な文法項目
- be 動詞
- 現在進行形
- 過去形
- 過去進行形
- 未来形
- 助動詞
- 疑問文
- 受け身
- 代名詞
- 前置詞
- 関係詞
- 現在・過去・未来完了ほか
ほとんど網羅していました・・。
これだけできれば話す文には問題ありません。
実際の例文
- Do you enjoy rock 'n' roll?
- The weather is cold and rainy
- Is it okay if I leave early?
- He is living in Madrid now
- It's going to be sunny and warm
- I might contact him tomorrow
文を見ていると確かにネイティブの表現を元に作成されていると思います。
よくある参考書の文はこれ本当にネイティブが言うのか？
と言うものがたくさんあったのでこれは本当に望んでいたものです！
また「eachとeveryの違い」とか「someとanyの違い」
なども文項目に含まれており、
よく日本人が混乱するところも含まれていたのでありがたいですね。
筆者がお勧めするトレーニングメニュー
- ポイント説明で文法イメージを理解する
- 文を読んで意味を理解する
- 音声を聞きながらテキストを見て音読（5回以上）
- 音声を聞き、顔を上げ、テキストを見ないで暗唱する（5回以上）
- 応用として文中の単語を好きなものに入れ替えてみる
きちんと最初に意味を掴んでからトレーニングすることで定着しやすくなり、
覚えやすくなります。また文も長いものはないので、
このやり方でストレスなく続けることができます。
特に良いと思った点
きちんと各項目に説明があるので理解しやすい
よくありがちなのが、文を練習はできるけど
この文法の意味が理解できない場合、
また自分で調べてやっていると2度手間で、
モチベーションが下がります。
こちらはちょっとしたわかりやすいイラストも入っているので
理解に困ることはありません。
持ち運びに便利なサイズ
これだけの文法項目を網羅しているとなると
かなりの厚さになりそうですが、とてもスリムです。
横12センチ、たて19センチ、幅1センチと、
カバンの中に入れていても邪魔にならないベストな大きさです。
残念な点
ダウンロードが面倒
CDではなく朝日新聞出版からダウンロードをしますが、
スマホではダウンロードができなくなっています。（文字化けする）
パソコン環境がある方は可能ですが、
スマートフォンしかない方には音声ダウンロードは難しいかもしれません。
表紙の素材
持ち運ぶとなると汚れたりよれたりしがちです。
汚れが目立たない表紙素材がベストですが
こちらは紙素材で白なので汚れがすぐに目立つ可能性はあります。
ブックカバーがあればカバーをするのをお勧めします。
総合評価
私はもっぱらあの有名な瞬間英作文で
文法の言い回しやトレーニングをしてきましたが、
唯一残念なところが
日本語英語すぎるところとCD形式だったところです。
こちらはネイティブのよく使う英語文というのは高評価ですが、
ダウンロード形式で少し手間がかかるところが惜しいところです。
ですが、パソコンを持っている方にお願いしてダウンロードしてもらったり、
持っている方は問題なくできるので考え方次第かもしれません。
文法の勉強が嫌いな人、自信がない人は
分厚い参考書ではなくこちらで取り組むと使える文法が身につくことは
間違いありません！
